こんにちは。
ケアーズ広島佐伯の可部です。
昨日は、中秋の名月でしたね。皆さんは、お月見されましたか?
我が家では、妻と娘達が白玉を作ってお月見をしました。
いつも、当日になって白玉粉を探し回る破目になるので、、、
今年は、さすがに学習をして事前に準備をしておきました!(^^)!
少し寒かったですが、今年も無事に綺麗な月を眺めながら、白玉を食べることが出来ました!
ところで話は変わりますが、、、
皆さんは、フレイルという言葉をご存知でしょうか?
医療従事者の方は、ご存知の方も多いと思います。
フレイルとは
フレイルとは、 「高齢者に生理的予備能が低下することでストレスに対する脆弱性が亢進し、生活機能障害、要介護状態、 死亡などの転帰に陥りやすい状態」とされています。
これは、2014年に日本老年医学会によって、健康な状態と要介護状態の中間的な段階として定められました。
ここで注意したいのは、明らかな機能障害はなく基本的なADL(日常生活動作)は自立している状態であるということです。
フレイルは、あくまでも「身体機能の低下や要介護状態が生じやすい」ということです。
適切な運動介入や栄養の摂取などで健康な状態に戻れる可能性があります。
では、どういった方がフレイルに当てはまるのでしょうか?
今日は、ご家庭でも簡単に行うことが出来る簡易検査をご紹介します。
簡易フレイル・インデックスチェック表
出典:介護予防ガイド(平成 30 年度老人保健事業推進費等補助金(老人保健健康増進等事業)
作成者:山田実(筑波大学人間系 教授)、荒井秀典(国立長寿医療研究センター 病院長)
皆さん、結果はどうでしたか?
1~2点はプレフレイル(フレイルの前段階)、3点以上はフレイルの可能性があります。
簡易検査の結果、もしフレイルの状態であれば早期に対策をする必要があります。
フレイル対策
では、どのように対策していけばよいのでしょうか?
フレイルには、多方面からの介入が必要となります。運動をしたから良くなるという単純なものでもありません。
対策として、
①慢性疾患の管理と治療
②栄養改善
③認知機能の低下を含む精神・心理面への管理
④身体機能低下の予防・改善
などが必要となります。
必要に応じて、
①専門医への受診
②栄養士による栄養指導
③リハビリ専門職によるリハビリテーション、運動指導
など専門家への相談も検討して下さい。
フレイルは、向き合いかた次第で健康な状態に戻れます。
早期に対策を取りましょう!