皆様こんにちは。暑くなってきましたね。運動する際にはしっかり水分を摂るようにしましょう。

先月は自主トレーニング指導の際に使えるフレーズを紹介しました。今月は移乗動作をする際に使えるフレーズをいくつか紹介したいと思います。

 

「今日はベッドから車椅子への移動を、私が手伝いながら練習します。」は、

Today, we are going practice moving from the bed to the wheelchair with my assistance. といいます。Practice …ingは、「…を練習する」という意味です。練習はtrainingを使うこともありますが、日常動作の習得に向けた練習においてはpracticeを使うことが多いです。With assistanceは「介助しながら」という意味です。「介助なし」はwithout assistanceです。セットで覚えておきましょう。

 

「おしりをずらして、椅子の端に座れますか?」は、

Can you shuffle your bottom toward the edge of the chair? といいます。「おしりをずらしてください」と指示を出すときには move your bottom も使えますが、臀部を持ち上げるなど、より大きな動作が伴うときに使うことが多いと思います。少しだけ動いてほしいときはshuffleを使うほうがいいでしょう。

 

「腕を伸ばして、私の肩甲骨をつかむようにしてください。」は、

Please extend your arms and hold on to my shoulder blades. といいます。肩甲骨はscapulaですが、患者様(利用者様)にはshoulder blades(直訳すると「肩の羽」)と言ったほうがわかりやすいと思います。

 

「安定させるために、私の両膝であなたの膝を挟みますが、いいですか?」は、

Is it OK if I hold your knee between my knees to stabilize us? といいます。Ifは仮定を表す接続詞です。Is it OK? は「大丈夫ですか?(いいですか?)」ですので、組み合わせると「(もし私が)~するとどうですか?」となります。これはさまざまな場面で使用することができますので覚えましょう。