こんにちは。理学療法士の国光です。
前回お伝えしていた通り、今回は呼吸リハビリテーションで実際どんなことをするのか紹介していきたいと思います!
呼吸リハビリテーションは大きく分けて3種類あり、身体の状態や病気の重症度などに合わせて組み合わせて行います。
コンディショニング
運動療法を効率的に行うため、呼吸や身体の状態を整えることです。
<具体的な内容>
呼吸トレーニング(口すぼめ呼吸、腹式呼吸など)
呼吸筋のリラクゼーション
胸郭可動域運動
ストレッチング
排痰法
運動療法
筋力や体力を改善するための運動で、大きく分けて2つ運動の種類があります。
・筋力トレーニング→筋力改善を目的とした運動 例)重りやダンベルなどを使った運動
・全身持久力トレーニング→体力改善を目的とした運動 例)ウォーキングや自転車エルゴメーターなど
筋肉や体力をつけることで、動作時の息切れ軽減を目指します。
日常生活動作練習
日常生活動作のことは「activities of daily living=ADL」と言います。
ADLは食事、着替え、トイレ、入浴、移動(歩行等)や移乗動作(車椅子等)などが含まれます。
息切れの出現や体力低下により、活動量低下や意欲低下を招いてしまうことがあります。
生活の中で息切れを軽減する動作の工夫や注意点のアドバイス、息切れが出現したときの対処法などを提案させていただくことができます。
その他、栄養指導やセルフケアのアドバイスなど体の状態に合わせて実施していきます。
呼吸リハビリテーションを行うことで息切れの出現→体力や筋力の低下→動くのが億劫になるという悪循環を断ち切っていきましょう!
ご覧いただきありがとうございました!