こんにちは。理学療法士の国光です。

早速ですが、呼吸リハビリテーションという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

「リハビリテーション」という言葉はよく聞くようになってきていると思いますが、「呼吸」となるとどんなリハビリをするんだろう?と思う人も多いかと思います。

日本呼吸ケア・呼吸リハビリテーション学会などが発表した「呼吸リハビリテーションに関するステートメント」が2018年に改訂されました。その中で、呼吸リハビリテーションは世界的にも普及ができておらず、日本においても呼吸器専門病院には普及していても、在宅で在宅酸素療法が必要な患者の3割しか実施できていないのが実態と言われています。

これから呼吸リハビリテーションことを、少しでも知ってもらえるよう、話していきたいと思います。

呼吸リハビリテーションは、簡単に言うと「呼吸器の病気や外傷によって何らかの障害(息切れや咳など)が生じた方を対象に行うリハビリテーション」です。

呼吸器の病気というと

・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
・気管支喘息
・間質性肺炎
・肺炎
・肺がん         など

呼吸器の病気にみられる代表的な症状は

・息切れ
・咳
・痰
・低酸素血症      などがあります。

 

 

呼吸器の機能が低下した状態が長く続くと、下の絵のように悪循環を引き起こしてしまうのです。

 

そこで呼吸リハビリテーションを行うことで悪循環を断ち、よい循環を作っていくことを目指していきます!

 

 

 

 

呼吸リハビリテーションのことを少しでもわかっていただけたでしょうか?

次回は、呼吸リハビリテーションで実際どんなことをするのか紹介していきます。