こんにちは。
ケアーズの佐藤です。
秋めいてきて、食べ物が美味しい季節になりました。
かぼちゃグラタン…
大学芋…
大好物がありすぎて
つい食べ過ぎてしまう佐藤ですが…
あまり太りすぎないように注意しないといけないですね。
みなさんも、食べすぎないようにバランスよく適量を食べてくださいね。
さて…
今回は以前参加した糖尿病の勉強会について
内容をまとめながら紹介していこと思います。
今回は”スタッフのための糖尿病セミナー”で行われた
”高血圧治療ガイドライン2019‐糖尿病合併高血圧の降圧治療‐”の講義で
久保医院の大久保雅通先生にお話していただきました。
2019年のガイドライン
・”降圧治療には家庭血圧を指標とする”としています
すなわち患者様に自宅での血圧状況を測定してもらい、日常の血圧状態を 評価する必要があります。
推奨の強さ「1」 エビデンスの強さ「B」
(推奨の強さ…1とは、行うことを強く推奨するレベルとしています)
(エビデンス強さ…行うよう勧める)
つまり、普段から家庭で血圧測定を行うことはとても重要な行動といえます。
実施測定器には…
水銀血圧計
電子圧力柱血圧計
ばね式アネロイド血圧計
上記表の器機が使用されていますが…
・水銀血圧計は2020年で終了
・ばね式アネロイド血圧計は、2019年のガイドラインからは温度、湿度の影
響をうけやすく推奨しないとしています。
・2019年からは、電子圧力柱血圧計の使用を推奨するとしています。
もちろん家庭で測定する場合、自動血圧測定器を使用されても問題はありませんが、上腕で測定するものをなるべく使用しましょう。
・高血圧の分類
・2014年までのガイドラインでは上記図の黄色い部分までは正常血圧の範囲
となっていました。
しかし2019年のガイドラインから、赤線以下は治療対象となり対象範囲が
より広くなりました。
高血圧の基準がより厳しくなり自身での管理がとても大切になります。
普段から、自身の血圧の値をしっておくことが大切になります。
・血圧値とリスク層を表にすると、脳心血管病変リスクが上記のようになります。高値であればあるほどリスクが高くなり、他疾患を併発する可能性が高くなります。
したがって、血圧の状況を日々把握し、現時点での自身のリスクを把握していく必要があります。またサービス提供者としては、血圧とリスクの関連を把握し患者様への介入へとつなげていく必要があります。
・高血圧血圧治療に関して、2019年ガイドラインには以下の記載があります。
高値血圧レベルでは、後期高齢者(75歳以上)、両側頸動脈狭窄や脳主幹動脈閉塞がある、または未評価の脳血管障害、尿たんぱくのないCKD、非弁膜症性心房細動の場合は、高リスクであっても中等度リスクと同様に対応する。その後の経過で症例ごとに薬物療法の必要性を検討する。
・2019年のガイドラインでは、数値目標や治療計画が変更になっているところがありました。改めて、数値を把握し患者様にあたる必要あります。
今回、大久保先生に講義していただいて
本当に勉強になりました。今後につなげていきたいと考えています。
また、勉強会に参加した際にはお伝えできればと思います。
また更新しますので、次回をお楽しみに。