こんにちは。

ケアーズ広島佐伯の可部です。

 

みなさん、連休は楽しく過ごされましたか?

僕は、あいにく10連休とはいきませんでしたが、、、

家族・友人と食事を楽しんだり、動物園に行ったり、たけのこ掘りをしたりと休みを満喫しました。

 

さて、前回は口から食べるメカニズムについて、お話をさせて頂きました。

 

本日は、自立支援介護の食事ケアの続きで、「食事自立するために必要な5つのポイント」についてお話したいと思います。

食事自立するために必要な5つのポイント

常食

水分

姿勢

自力摂取

義歯作成

 

①常食

常食を食べることは、咀嚼して適切な食塊形成をするために必要です。嚥下食だと、食塊を形成しにくくなります。

食事形態が常食に比べて常食外の方が、「むせあり」が多かったというデータも見られています。

②水分

トータル水分摂取量2200~2500ml(食事・水分を合わせた水分摂取量)

脱水症状があると、意識レベルが低下し、ムセがおきやすくなります。
脱水が改善されると、「意識レベル」、「口腔運動」、「唾液分泌」が改善されます。これにより、食塊形成が行いやすくなることで飲み込みもしやすくなります。

③姿勢

椅子に座り、両足の裏が床についた姿勢

適切な姿勢で食事摂取することで、咀嚼しやすくなりムセも減らすことができます。

④自力摂取

自分のタイミングで食べ物を摂取することで、ムセを減らすことができます。

⑤義歯作成

義歯が合っていれば、咀嚼が十分にでき、食塊形成が適切にできるため、安全な飲み込みができます。

 

(参考文献:胃ろうよ さようなら 竹内孝仁著)

 

自立支援介護では、以上5つのポイントに対して、ケアを実施していくことが、食事自立するために大切だと言われています。

 

前回の内容で、食べる過程において、準備期(咀嚼)が自立支援介護の考え方では、最も大事だとお話ししました。

よって、噛む練習をすることが非常に重要となってきます。噛む練習に最適なのは、ビーフジャーキーやスルメなどです。味もあり飲み込みの危険性も少ないため有効です。

 

食欲は、3大欲求の1つであり、生きていく上で必要不可欠です。人生の最後まで、食事が楽しみの1つとなるように、噛む練習をして、美味しく食事を食べましょう!!

 

次回は、自立支援介護の排泄ケアについて、お話をしていきます。興味のある方は、是非ご覧ください。