こんにちは。ケアーズ広島佐伯の可部です。
今週末から、大型連休突入です!なんと、世間は10連休です!
皆さんは、どんな予定がありますか???
こんな連休はなかなかないので、しっかり楽しんでくださいね(^^♪
事務仕事が忙しくなる月末ですので、今日のブログが僕の「平成」最後の投稿になるかと思います(^^)/
前回は、食事の持つ意味、食形態と栄養摂取量についてお話をさせて頂きました。
本日は、食事ケアの続きで、「口から食べるメカニズム」についてお話したいと思います。
ご存知の方は、復習だと思って見て頂ければと思います。
摂食・嚥下のメカニズムについて簡単に説明していきます。
摂食・嚥下のメカニズム
嚥下は、5つの段階に分けることができます。
段階は、①先行期、②準備期、③口腔期、④咽頭期、⑤食道期となります。
①先行期
食べ物の大きさ・量・におい・温度・形などを認識します。過去の情報をもとに食べ物を判断して、唾液の分泌を行っています。
梅干しを認知すると、唾液が出てきたという経験はありませんか?
これは、「梅干し=酸っぱい」という記憶があるため、食べる準備をしている結果と言えます。
②準備期
口の中に含んだ食べ物を歯、舌などで咀嚼して細かくします。
細かくした食べ物を唾液と混ぜ合わせて、飲み込みやすい形「食塊」にします。
③口腔期
準備期で作られた食塊を舌で咽頭へ送り込みます。
④咽頭期
食塊を咽頭から食道へ送り込みます。この時に、のどの奥が刺激され「嚥下反射」が起こります。
⑤食道期
食塊を咽頭から食道へ送り込みます。
食べる過程において、準備期が自立支援介護の考え方では、最も大事だと言われています。
安全に飲み込むためには、その人が飲み込みやすい食塊をつくれるかが重要です。そのために必要なのが咀嚼(そしゃく)です。咀嚼が十分にできれば、適切な食塊が形成でき、飲み込みは容易となります。
飲み込むまでの咀嚼回数は、人により異なります。例えば、ビスケットを1枚くちに含んで、飲み込むまでにかかる咀嚼回数を数えてみてください。何人かで行うと、それぞれ飲み込むまでにかかる咀嚼回数に違いが出ると思います。
興味のある方は、是非とも試してみてください。
次回も、食事ケアの続きをお話したいと思います。
それでは、「令和」でお会いしましょう!