こんにちは。ケアーズ広島佐伯の可部です。

先日、お話をした自立支援介護の続きをしたいと思います。

今日は、水分の必要性と基本ケアで紹介した水分ケアについて、紹介していきます。

 

水分が大切な理由

水分は、生命の源と言われています。

あるデータによると、一切食べ物を口にしなくても、とりあえず水分だけ摂取していれば人間は2週間~3週間程度生きられるそうです。

水を一滴も飲まないと、人は4~5日程度で死んでしまうと言われています。

それだけ、水分は人にとって無くてはならない、とても大切なものです。

私たちの体は、60%の水分で作られています。

しかし、高齢になると50%程度になり、体内の水分量は減ってしまいます。

 

高齢者の方で、水分摂取が適切にできておらず、脱水状態となっているケースは、多いと思います。皆さんの周りで、このようなケースは思い当たりませんか?

 

脱水状態になってしまうと、意識がボーっとしたり、発熱・循環機能などに影響がみられます。さらに水分の欠乏が続くと、運動機能低下が生じます。これにより、ふらつきが増えて転倒による骨折のリスクが高まります。

さらに脱水が進むと幻覚・妄想の出現、最後は死に至ります。

 

毎日、こまめにしっかりと水分を摂ることが健康的に暮らしていくためには、とても重要となります。

 

「高齢者のケアは水で始まり水で終わる」

自立支援介護では、「高齢者のケアは水で始まり水で終わる」と言われるぐらい、水分ケアがとても大事なんです!!

 

水分をしっかりと摂ることで、細胞が活性化されます。これにより、身体活動性の向上、意識・覚醒状態の向上が見込めます。

また、水分を摂取することは、便秘の改善にも効果的です。

 

では、水分をどのくらい摂ればよいのでしょうか?

 

以前も少しお話しましたが、自立支援介護で推奨されている水分摂取量は、1,500ml以上が必要とされています。

 

体内で行われる水分の出入りについては、以下で示す表の通りとなっています。

※不感蒸泄…体にたまった熱を外に出す為の水

燃焼水…栄養素が燃焼することで発生する水分

 

この表からも分かるように、出ていく水分が1日2,400~2,800mlあるため、同じだけの水分を体内に取り込まなければ脱水となってしまいます。

飲水と食事を適切に摂ることは、体内の水分量を保つためにとても大切です。

 

水分に含まれるものは何?

それでは、何が水分に含まれるか、含まれないものは何か?ご紹介したいと思います。

 

【水分に含まれるもの】

飲む水分

  1. 水道水・ミネラルウォーター・イオン水などの「水」
  2. 日本茶・ウーロン茶・コーヒー・紅茶などの「お茶」
  3. 牛乳・各種ジュース類

食べる水分

水分ゼリー(寒天またはゼラチンを用いて作られたゼリー)

※ゼリーは、飲む水分の摂取が難しい場合に有効な水分摂取方法です。

 

上記に挙げた水分を1日1,500ml以上摂取することが必要です。

食事の際はお茶を飲む、おやつの時にはコーヒー、紅茶を飲むなど場面によって種類を変えるといった工夫も水分摂取量を確保するのに大切です。

 

【水分に含まれないもの】

  1. 味噌汁・スープ類
  2. スイカ・トマトなど(果汁の多いもの)
  3. アルコール類

 

1、2に関しては、食べるものに含まれます。一見、水分に含まれそうですが、水分には含まれないため、注意が必要です。

3アルコールは、利尿作用があるため、逆に脱水を助長する原因となります。

 

これからの時期、歓送迎会、お花見、BBQなど様々なイベントでお酒を飲む機会が増えてくるのではないでしょうか?

飲みすぎには、くれぐれもお気をつけ下さい。「酒は飲んでも飲まれるなですね笑」

僕もお酒が大好きなので、気をつけたいと思います。

 

次回は、水分ケアのタイミングについて、お話したいと思います。

ご興味のある方は、ぜひ見て頂ければと思います。